みなさん、こんにちは。

今回は、高血圧と歯科治療についてお伝えしたいと思います。 　高血圧の方の急激な血圧上昇は、脳、心臓、腎臓、大血管などに急性の障害を起こす可能性があります。
特に高血圧脳症の場合は脳出血を引き起こし死に至る可能性もあります。
一般歯科診療所で起きた死亡事故の23%が脳血管障害でそのほとんどが脳出血だったというデータもあります。
　歯科治療においては精神的ストレスや痛み、血管収縮薬の投与などで著しく血圧が上昇するので数値が高いときは内科での治療経過と治療内容を主治医の先生に確認をする必要があります。
　高血圧緊急症の症状は血圧が180/120以上で自覚症状で頭痛，視力障害，悪心・嘔吐，胸痛，背部痛， 呼吸困難あった場合、他覚症状で麻痺，意識障害，痙攣，低酸素血症，チアノー ゼ，発汗があった場合に高血圧緊急症を疑う。

　その為、来院時の血圧が180/120以上であった時には治療は延期して内科受診を優先する必要があります。

　また上記のように特に血圧上昇が起こりうる歯科治療の時には血圧が160/100以下であることを確認する必要があります。
そして、治療時間帯は午前中の治療がいいとされています。
血圧の日内変動は午後よりも午前の方が比較的安定していることが多いからです。

　特に自覚症状のない高血圧ですが、歯科治療時において重篤な状態になりうる可能性がある為、主治医の先生に手紙を書いたりとすぐに治療を開始できない事もありますが安全に治療を行う為にご協力お願いします。