インフルエンザの予防接種はしましたか？
注射が苦手なお子さんは多いですよね…
歯科医院でも麻酔の注射が苦手で泣くお子さんがとても多いんです。
不安感や恐怖心が痛みを連想させてしまうようですね。

当医院の歯科医である中原先生からお借りした、
「子供を泣かせない１７の裏ワザ」
という小児歯科での対応の本が面白く、
最近実践している事があるので今回は少し紹介します。

◆麻酔の注射をする時の数え方◆
５秒数えたらうがいしようね♪と麻酔を打つことが多いです。
しかし実際は５秒だと短いです。
そこで、数え方を変えてみると同じ５秒でも２５秒にまでなります！

イチ、ニイ、サン、シ、ゴ→５秒
ヒトツ、フタツ、ミッツ、ヨッツ、イツツ→１５秒
ヒトーツ、フターツ、ミーッツ、ヨーッツ、イツーツ→２０秒
ヒトーツメ、フターツメ、ミーッツメ、…→２５秒

さらに
ヒトーツメ、ヒトーツメ、フターツメ、フターツメ、…
先生が言ったことを衛生士や保護者が繰り返すと５０秒にもなります！

◆麻酔までできたのに…◆
Ａくん５才
麻酔まで出来たのに、チェアーに座ってくれなくなりました。
その先の治療に踏ん張りがつかないようです。
早く治して遊びに行こう♪と言っても寝ころんでくれません。

そこで、、ダブルバインドという心理学的な誘導方法が効果的です！
どちらに転んでもOKの返事がもらえるのです。

「それじゃあ簡単な方にして早く終わろうね」と言って寝ころばせます。

嫌なことを先に、楽な方を後に持ってきます。
ちょっとした言い回しで、人の気持ちは大きく変わりますね。

ちなみに
◆歯科治療時に子供がよく泣く服装◆
No1　　オーバーオール
No2　　タートルネック
No3　　厚手のジャンパー

以上のことから、
服装による圧迫感により不快を感じるお子さんも多いようなので、
治療を受ける際は締め付けない楽な格好で来院されることをおすすめします。

当院は優しい女性の先生ばかりなので、
４歳以上になれば多くのお子さんが歯科治療を上手に出来るようになってきますが、
どうしても歯医者が苦手なお子さんの治療はとても大変で難しいです。

お子さんの不安や恐怖感を取り除いてあげることや、
言葉の言い回しを工夫したりして、
先生が治療しやすいように誘導していくことが歯科衛生士にとって大切なことだなと本を読んで改めて思いました。

これからも、歯医者が苦手なお子さんが減るように試行錯誤やっていきたいと思いますので、お母様方もご協力をよろしくお願いします。