■診療内容
診療内容歯科インプラント・歯科口腔外科・審美修復治療・歯列矯正治療・歯周治療・歯科再生療法・一般歯科・小児歯科、高齢者歯科
■診療時間
あんざい歯科クリニック
平日9:00~20:00
土曜9:00~13:00
ベイフロントクリニック
平日9:00~20:00
土曜9:00~18:00
こんにちは。
過ごしやすい初夏が終わり、梅雨の季節になりました。ジメジメとした天気が続きますが、皆さん体調など崩されていらっしゃらないですか?
さて皆さんは「歯科衛生士」と聞いて、どのような仕事を思い浮かべられますか?
1 歯を削られる時、お口の中の水を吸ってくれる
2 歯の磨き方を教えてくれる
③歯垢歯石を取ってくれる
など様々だと思います。
これら①②③は私たち歯科衛生士の仕事を大きく分けた3分野を表しています。
3分野とは「① 歯科診療の補助
、「② 歯科保健指導」、「③ 歯科予防処置」です。
今回は歯科衛生士が大きく関わっている「歯科予防処置」について詳しくお話しします。
「歯科予防処置」とは虫歯や歯周病を予防するために歯科医師や歯科衛生士などによって行われる処置のことを言います。
虫歯や歯周病を予防するために私たちが力を入れているのが、PMTC(クリーニング)です。
PMTCとは、『Professional Mechanical Tooth Cleaning』の略になり、『専門家による機械的歯面清掃』という意味です。
機械の振動と水での洗浄により汚れを取っていくので、歯ブラシではなかなか届きにくい部分の汚れまで取り除くことができます。また、歯垢(プラーク)だけでなく、着色(ステイン)もきれいに落とすことができます。着色は歯石取りでもきれいに取ることはできますが、PMTCでは歯面をブラシとゴムのカップを使い二回磨くことでキメが整い、歯につやを出すことができるので、歯垢や着色が付きにくくなっていくのです。
当院では上と下別々の歯石取りを行った後、PMTCを勧めています。
PMTCは大体1~2か月に1回のペースで定期的に行っています。定期的に行うことで、虫歯や歯周病などを予防することができ、より健康的なお口の中を保つことができます。また、虫歯などが出来ていた場合は治療に移行することもできます。
ここでPMTCがどのように行われるか、流れを簡単に説明しますね。
・歯周ポケットの深さを測り歯茎の検査を行います
・歯と歯の間を補助的清掃用具(歯間ブラシやデンタルフロス、ワンタフトブラシなど)を使ってきれいにしていきます
・歯茎の溝を殺菌効果のあるお水で洗い流します
・洗浄する機械などで歯垢や歯石、着色をとります
・ブラシやゴムのカップを使い歯面を磨きます
これがPMTCの大まかな流れになります。
患者様一人ひとりに合わせて、歯ブラシの硬さや補助的清掃用具(歯間ブラシやデンタルフロス、ワンタフトブラシなど)を選んで使うようにしています。
当院ではこのPMTCを担当制で行っています。
初回に担当した歯科衛生士が染め出し(磨き残し汚れのチェック)を行い、今のお口の中の状態にあった磨き方や補助的清掃用具で指導を行い、どのように変化したか、腫れや出血しやすいところなどの経過を追ってみていきます。
PMTCで来院されたときに毎回、同じ歯科医師と歯科衛生士が続けてみていくので、虫歯が出来ていないか、治療した方がいいところはないかなどの経過観察と気軽に会話や気になることなどの質問がしやすので安心ですよね。
皆さんも、定期的なPMTC(クリーニング)をされてみませんか??
PMTCによって口腔内の状態をよくすることで、体調もよくなることがありますよ。
今の梅雨の時期、これからの暑い暑い時期、体調管理で乗り越えていきましょう。