クリニック紹介
■診療内容
診療内容歯科インプラント・歯科口腔外科・審美修復治療・歯列矯正治療・歯周治療・歯科再生療法・一般歯科・小児歯科、高齢者歯科
■診療時間
あんざい歯科クリニック
平日9:00~20:00
土曜9:00~13:00
ベイフロントクリニック
平日9:00~20:00
土曜9:00~18:00
トピックス
2014年3月4日 KBCテレビ人気番組「サワダデース」に生出演
2014年 2月 18日(火曜)10:45~11:45KBCテレビ人気番組「サワダデース」に理事長案西浩平先生が生出演しました。テーマは「知覚過敏症」で、司会の沢田幸二さん,加藤恭子さんや原田らぶ子さんなどからの質問に答えました。放映内容の要旨は以下のとおりです。
案西)寒くなってくると、水道の水や冷たい風でしみるという患者さんが増えてきます。
また、歯ブラシの毛先が歯と歯の境目にあたると痛むとか。特に虫歯がないのにこういう症状を訴える人は成人の2割位いるのですが、これを「知覚過敏症」といいます。「知覚過敏症」は基本的には「30秒以内」に痛みが治まるといういわゆる一過性の痛みです。それ以上続く場合は「歯髄炎」の疑いがあります。
加藤)ではなぜ知覚過敏症になるんでしょうか?
・歯周病・虫歯・歯磨きの3つが関わってくるということですが、案西先生に1つずつ解説していただきましょう!
案西)正式には知覚過敏は「象牙質知覚過敏症」というのですが、本来象牙質は頭の部分はエナメル質、根っこの部分はセメント質や歯茎に覆われており、外来刺激から保護されています。たとえば、歯周病で歯茎が下がってしまうと、セメント質が剥がれて象牙質が露出し、象牙質を構成する象牙細管が開口し、組織液が神経に向かって移動し、神経終末が興奮して痛みを感じるんです。
加藤)ちなみにこれは治るんですか?
案西)幾つか治療はあります。むき出しになった象牙質に樹脂やセメント、ボンドのようなものを塗って蓋をしてしまう方法が一般的です。さきほど言った象牙細管の開口部を封鎖してしまうということです。
その他、痛みを伝える組織液はタンパク質でできているので、それを凝固する方法もあります。
栄作)歯医者に行かないと治らないものなんですか?
案西)ご家庭でできる方法としては知覚過敏用の歯磨き粉に替えてもらうというのが良いと思います。成分としては「硝酸カリウム」が入っている物を使ってみて下さい。カリウムイオンが象牙細管の組織液の移動を緩慢にして「痛み」を鈍くしてくれます。ただし、少なくとも2週間以上は毎日使用して、試してみて下さい。1~2か月使用して効果がないときは、時間を作って歯医者に行きましょう!
加藤)続いては、虫歯が原因の知覚過敏について解説をお願いします。
案西)虫歯の治療をして銀歯を入れたのに、まだ歯が痛むというのはときどきあることです。
山田)歯の治療が終わったのにどうしてしみるんですか?
案西)歯の表面、つまりエナメル質の浅い虫歯の治療後はそう痛むこともありませんが、象牙質に及ぶ虫歯の治療後は数か月しみる場合があります。特に、銀歯をつくるために必要な形態があって、そのために象牙質を削るので、象牙細管が露出ししみる可能性がでてきます。 ただ、修復象牙質といって、神経が入っている歯髄の幹細胞から新しい象牙質が生じて刺激が伝わらなくなることがあります。最近話題のIPS細胞やSTAP細胞もその幹細胞のひとつです。
加藤)ここで皆さんに問題です。食後すぐに歯を磨いた方がいい?すぐに磨いた方が良いという人は手を挙げてください!
案西)正解は「×」です!基本的にはすぐに磨いた方がいいのですが、柑橘系の果物など酸性食品を食べた後は30分~1時間あけて歯を磨いた方が良いです。直後は歯の表面が溶けやすくなるので、すぐに磨くと削れやすくなります。これを知らない方が多いので気を付けていただきたいと思います。30分くらいすると唾液の作用で中和され、表面が安定してきますそのあとに歯を磨くことをオススメします。
加藤)酸を口に含んだあとは歯みがきをするまでの時間を空けた方が良いとのことですがここで歯を柔らかくしてしまう酸性食品を紹介します。こちら!
炭酸飲料・スポーツドリンク・酢・梅干し・マヨネーズ・ドレッシング・柑橘類・醤油・野菜ジュース・サプリメント・アルコールなどよく食後のデザートにフルーツを食べたり、食事中でもサラダを食べたりと意外に普段から酸性食品を取り入れているので気を付けていただきたいと思います。 さらに案西先生直伝の「ダブル磨き」を教えて下さい
案西)まずは、歯ブラシに水だけつけて丁寧に5分くらいかけて磨き、歯垢などを落としていきます。
そしていったん水でうがいをする。その後に歯磨き粉をつけて30秒ほど磨きます。歯磨き粉の成分で口臭の予防とエナメル質の再石灰化の効果を期待します。また、硝酸カリウムが配合されていれば知覚過敏症も防げるかもしれません。
加藤)これをやっていれば知覚過敏症や・歯周病も予防できるということで是非今日からやっていただきたいと思います。
案西)寒くなってくると、水道の水や冷たい風でしみるという患者さんが増えてきます。
また、歯ブラシの毛先が歯と歯の境目にあたると痛むとか。特に虫歯がないのにこういう症状を訴える人は成人の2割位いるのですが、これを「知覚過敏症」といいます。「知覚過敏症」は基本的には「30秒以内」に痛みが治まるといういわゆる一過性の痛みです。それ以上続く場合は「歯髄炎」の疑いがあります。
加藤)ではなぜ知覚過敏症になるんでしょうか?
・歯周病・虫歯・歯磨きの3つが関わってくるということですが、案西先生に1つずつ解説していただきましょう!
案西)正式には知覚過敏は「象牙質知覚過敏症」というのですが、本来象牙質は頭の部分はエナメル質、根っこの部分はセメント質や歯茎に覆われており、外来刺激から保護されています。たとえば、歯周病で歯茎が下がってしまうと、セメント質が剥がれて象牙質が露出し、象牙質を構成する象牙細管が開口し、組織液が神経に向かって移動し、神経終末が興奮して痛みを感じるんです。
加藤)ちなみにこれは治るんですか?
案西)幾つか治療はあります。むき出しになった象牙質に樹脂やセメント、ボンドのようなものを塗って蓋をしてしまう方法が一般的です。さきほど言った象牙細管の開口部を封鎖してしまうということです。
その他、痛みを伝える組織液はタンパク質でできているので、それを凝固する方法もあります。
栄作)歯医者に行かないと治らないものなんですか?
案西)ご家庭でできる方法としては知覚過敏用の歯磨き粉に替えてもらうというのが良いと思います。成分としては「硝酸カリウム」が入っている物を使ってみて下さい。カリウムイオンが象牙細管の組織液の移動を緩慢にして「痛み」を鈍くしてくれます。ただし、少なくとも2週間以上は毎日使用して、試してみて下さい。1~2か月使用して効果がないときは、時間を作って歯医者に行きましょう!
加藤)続いては、虫歯が原因の知覚過敏について解説をお願いします。
案西)虫歯の治療をして銀歯を入れたのに、まだ歯が痛むというのはときどきあることです。
山田)歯の治療が終わったのにどうしてしみるんですか?
案西)歯の表面、つまりエナメル質の浅い虫歯の治療後はそう痛むこともありませんが、象牙質に及ぶ虫歯の治療後は数か月しみる場合があります。特に、銀歯をつくるために必要な形態があって、そのために象牙質を削るので、象牙細管が露出ししみる可能性がでてきます。 ただ、修復象牙質といって、神経が入っている歯髄の幹細胞から新しい象牙質が生じて刺激が伝わらなくなることがあります。最近話題のIPS細胞やSTAP細胞もその幹細胞のひとつです。
加藤)ここで皆さんに問題です。食後すぐに歯を磨いた方がいい?すぐに磨いた方が良いという人は手を挙げてください!
案西)正解は「×」です!基本的にはすぐに磨いた方がいいのですが、柑橘系の果物など酸性食品を食べた後は30分~1時間あけて歯を磨いた方が良いです。直後は歯の表面が溶けやすくなるので、すぐに磨くと削れやすくなります。これを知らない方が多いので気を付けていただきたいと思います。30分くらいすると唾液の作用で中和され、表面が安定してきますそのあとに歯を磨くことをオススメします。
加藤)酸を口に含んだあとは歯みがきをするまでの時間を空けた方が良いとのことですがここで歯を柔らかくしてしまう酸性食品を紹介します。こちら!
炭酸飲料・スポーツドリンク・酢・梅干し・マヨネーズ・ドレッシング・柑橘類・醤油・野菜ジュース・サプリメント・アルコールなどよく食後のデザートにフルーツを食べたり、食事中でもサラダを食べたりと意外に普段から酸性食品を取り入れているので気を付けていただきたいと思います。 さらに案西先生直伝の「ダブル磨き」を教えて下さい
案西)まずは、歯ブラシに水だけつけて丁寧に5分くらいかけて磨き、歯垢などを落としていきます。
そしていったん水でうがいをする。その後に歯磨き粉をつけて30秒ほど磨きます。歯磨き粉の成分で口臭の予防とエナメル質の再石灰化の効果を期待します。また、硝酸カリウムが配合されていれば知覚過敏症も防げるかもしれません。
加藤)これをやっていれば知覚過敏症や・歯周病も予防できるということで是非今日からやっていただきたいと思います。