クリニック紹介
■診療内容
診療内容歯科インプラント・歯科口腔外科・審美修復治療・歯列矯正治療・歯周治療・歯科再生療法・一般歯科・小児歯科、高齢者歯科
■診療時間
あんざい歯科クリニック
平日9:00~20:00
土曜9:00~13:00
ベイフロントクリニック
平日9:00~20:00
土曜9:00~18:00
トピックス
2013年9月20日 歯科におけるレーザー
岡部 武郎
岡部 武郎
現在レーザー技術は医療、工業、科学、芸術と様々な分野において使用されており、歯科においてもレーザーは必要不可欠な治療器具として診断、治療に応用されています。
歯科治療においてレーザーは検査・診断、予防、虫歯や歯周病などの各種の治療に使用されています。具体的には以下のように使用されます
1)検査・診断
虫歯になり破壊された歯質と健全な歯質のレーザーに対する反応の差を検知することで虫歯の有無を検出、また同様に健全歯質と歯石の反応の差を検知することで歯周ポケット内の歯石探知も行うことが出来ます。
2)予防
レーザーを歯質に照射することにより歯の結晶構造を変化させ、虫歯に対する抵抗力を付与したり、フッ素の浸透率を上げることで虫歯を予防します。
3)虫歯治療
虫歯をレーザーで蒸散させることで虫歯治療を行います。レーザーによる虫歯治療は切削器具と比較して無音、痛みが少ない等の利点があります。しかし、切削効率は劣るため、治療時間が従来の方法よりかかるといった短所もあります。
4)歯内治療
歯の神経を取った後の根っこの治療は、内部の汚れた歯質の徹底的な除去を必要とします。そのためには、リーマー・ファイルと呼ばれる針のような器具で内部を切削しますがその補助としてレーザーを用いて根っこの中の無菌化を図ります。
5)歯周治療
歯周ポケット内にレーザーを照射することで、ポケット内を殺菌したり、歯石の除去を行います。ポケット内殺菌はインプラント周囲にも応用されています。
6)口内炎の治療
口内炎に弱い出力のレーザーを照射することで、口内炎の痛みを取ると共に治癒を促進させます。
7)止血
歯を抜いたあと欠損した部位に血を満たし、レーザーを照射することで血液を人工的に凝固させ、止血します。またレーザーで血液を凝固させることで細胞が活性化され新しい骨の形成が促進される効果もあります。
8)切開
メスと同じように、レーザーで歯肉を切開する場合もあります。レーザーによる切開は切開と共に血液を凝固させるので出血が少なく、感染も起こしにくいです。またレーザーは電気メスと異なり、体に高周波電流を流しません。
9)歯肉のメラニン除去
歯茎に沈着した黒いメラニン色素にレーザーを照射することでメラニン色素を除去しピンク色の健康な歯茎に戻せます。ただ、メラニン色素沈着の原因として断定はされていませんが、たばこが強く疑われており、喫煙を続けたままだと再度メラニン色素の沈着が起きるので根本的な解決には禁煙が必要となります。
10)象牙質知覚過敏症の治療
象牙質知覚過敏症は象牙細管という歯の管が露出し、刺激が加わることで生じます。象牙質にレーザーを照射することで象牙細管に刺激が伝わるのを防ぎ、痛みを緩和します。
11)補綴物(かぶせ物)の治療
補綴物を作る際重要になってくるのが補綴物と歯肉の際(マージン)の部分をいかにきれいに形成し、型取りするかです。レーザーでマージン部を明瞭化したり、止血することでしっかりとした型どりが行え、きれいな補綴物を作ることが出来ます。
12)矯正治療への応用
低出力のレーザーを歯牙に照射することで、矯正による歯牙の移動の痛みを軽減することが出来ます。
このようにレーザーは様々な治療において使用されます。しかし、虫歯や歯周病の治療においては初期段階では大きな効果を発揮しますが、進行した症例だとレーザーでは対応出来ない場合もあります。それぞれ症例によって適応、不適応があるので気軽にスタッフにおたずね下さい。
歯科治療においてレーザーは検査・診断、予防、虫歯や歯周病などの各種の治療に使用されています。具体的には以下のように使用されます
1)検査・診断
虫歯になり破壊された歯質と健全な歯質のレーザーに対する反応の差を検知することで虫歯の有無を検出、また同様に健全歯質と歯石の反応の差を検知することで歯周ポケット内の歯石探知も行うことが出来ます。
2)予防
レーザーを歯質に照射することにより歯の結晶構造を変化させ、虫歯に対する抵抗力を付与したり、フッ素の浸透率を上げることで虫歯を予防します。
3)虫歯治療
虫歯をレーザーで蒸散させることで虫歯治療を行います。レーザーによる虫歯治療は切削器具と比較して無音、痛みが少ない等の利点があります。しかし、切削効率は劣るため、治療時間が従来の方法よりかかるといった短所もあります。
4)歯内治療
歯の神経を取った後の根っこの治療は、内部の汚れた歯質の徹底的な除去を必要とします。そのためには、リーマー・ファイルと呼ばれる針のような器具で内部を切削しますがその補助としてレーザーを用いて根っこの中の無菌化を図ります。
5)歯周治療
歯周ポケット内にレーザーを照射することで、ポケット内を殺菌したり、歯石の除去を行います。ポケット内殺菌はインプラント周囲にも応用されています。
6)口内炎の治療
口内炎に弱い出力のレーザーを照射することで、口内炎の痛みを取ると共に治癒を促進させます。
7)止血
歯を抜いたあと欠損した部位に血を満たし、レーザーを照射することで血液を人工的に凝固させ、止血します。またレーザーで血液を凝固させることで細胞が活性化され新しい骨の形成が促進される効果もあります。
8)切開
メスと同じように、レーザーで歯肉を切開する場合もあります。レーザーによる切開は切開と共に血液を凝固させるので出血が少なく、感染も起こしにくいです。またレーザーは電気メスと異なり、体に高周波電流を流しません。
9)歯肉のメラニン除去
歯茎に沈着した黒いメラニン色素にレーザーを照射することでメラニン色素を除去しピンク色の健康な歯茎に戻せます。ただ、メラニン色素沈着の原因として断定はされていませんが、たばこが強く疑われており、喫煙を続けたままだと再度メラニン色素の沈着が起きるので根本的な解決には禁煙が必要となります。
10)象牙質知覚過敏症の治療
象牙質知覚過敏症は象牙細管という歯の管が露出し、刺激が加わることで生じます。象牙質にレーザーを照射することで象牙細管に刺激が伝わるのを防ぎ、痛みを緩和します。
11)補綴物(かぶせ物)の治療
補綴物を作る際重要になってくるのが補綴物と歯肉の際(マージン)の部分をいかにきれいに形成し、型取りするかです。レーザーでマージン部を明瞭化したり、止血することでしっかりとした型どりが行え、きれいな補綴物を作ることが出来ます。
12)矯正治療への応用
低出力のレーザーを歯牙に照射することで、矯正による歯牙の移動の痛みを軽減することが出来ます。
このようにレーザーは様々な治療において使用されます。しかし、虫歯や歯周病の治療においては初期段階では大きな効果を発揮しますが、進行した症例だとレーザーでは対応出来ない場合もあります。それぞれ症例によって適応、不適応があるので気軽にスタッフにおたずね下さい。